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グンゼ、2019年度事業報告会
中計最終年度へ向け、目標達成を目指す

企業レポート

冒頭、挨拶する廣地厚社長

冒頭、挨拶する廣地厚社長

グンゼが6月10日、大阪市内で報道関係者向けに「2019年度事業報告会」を開催した。2018年度の実績を振り返ると共に、今期(2019年度)に力を入れる各セグメントの課題や分野について説明した。中期計画の最終年度(2020年度)へ向けて、目標達成のために収益力の強化を進める。

アパレル事業、「販売」と「生産」で革新を進める

この報告会は年に一度、同社が報道関係者向けに実施しているもので、前年度の振り返りと今年度の方針説明が主な内容。先月5月に開示した前年度決算の実績を報告すると共に、今期の取り組み課題について各担当者が説明した。

冒頭、廣地厚 代表取締役社長が挨拶し、「天候不順などの影響でBtoCビジネスには逆風だった2018年度だが、なんとか微増収・増益を達成することができた。しかし、5%を目標にしていたROEが3.7%にとどまったことは改善すべき課題だ」と前年度業績を振り返った。

グンゼ、2019年3月期 財務数値一覧(表1)

グンゼ、2019年3月期 財務数値一覧(表1)

同社は来期の2020年度(2021年3月期)に、連結売上高1,500億円、営業利益80億円、ROE5%以上という数値目標を掲げている。1年前の今期は、その中計目標を達成するための大事な時期に該当する。今期は売上高1,470億円(4.5%増)、営業利益70億円(4.6%増)、経常利益68億円(4.9%減)、当期純利益43億円(5.2%増)で、引き続き増収増益基調を見込んでいる。

主力事業の1つ、アパレルビジネスの2018年度は、メンズインナーの「ボディワイルド」の新商品「エアーズ」がヒットしたほか、「アディダス」などスポーツライセンス品が好調に推移した。その一方、「サブリナ」などレッグ関連が苦戦した。今期は、「市場ニーズを反映した売れる商材の開発に力を入れる。また、販売及び営業の効率化を進め、拡販と収益性の改善を図る」(阿武克也 取締役兼執行役員アパレルカンパニー長)計画だ。

量販店チャネルで苦戦したレディスインナー「キレイラボ」では、売り上げの新しい核になる差別化商材の開発を進める。好調な「エアーズ」やスポーツブランドでは引き続き、拡販を推し進める。苦戦したレッグでは、「魅力ある新商品開発を徹底する」(中野努 執行役員アパレルカンパニー レッグウエア事業本部長)。

通期は増収増益基調に

グンゼ、2019年3月期 部門別売上高(表2)

グンゼ、2019年3月期 部門別売上高(表2)

同社の2019年3月期連結決算は、売上高1,407億円(0.1%増)、営業利益66億円(7.2%増)、経常利益71億円(11.0%増)で、微増収・増益だった。為替差益が発生した後押しがあった。営業段階では増益を計画している。通期では、売上高1,470億円(4.5%増)、営業利益70億円(4.6%増)、経常利益68億円(4.9%減)で、増収・減益を計画している。減益の要因は、プラスチックフィルム分野におけるベトナムの新工場の投資、為替の影響を見込んでいる。

アパレル事業の通期見通しは、売上高733億円(10.%増)、営業利益30億円(19.7%増)の増収増益を計画する。①売れる商品の開発、②販売と営業体制の効率化、の2点が、大きな取り組み課題である。その他、「機能ソリューション」「ライフクリエイト」も増収増益の計画だ。                                 

(樋口尚平)

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