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ハニーズホールディングス、2018年5月期 連結決算
国内事業が堅調、中国ビジネスが苦戦し、減収・増益に

《財務分析レポート》

ハニーズホールディングス、2018年5月期 決算数値一覧(表1)

ハニーズホールディングス、2018年5月期
決算数値一覧(表1)

SPAカジュアルショップ「ハニーズ」を展開するハニーズホールディングスの2018年5月期連結決算は、国内事業が堅調に推移したが、中国ビジネスの不振が影響し減収に至った。前期に計上したデリバティブ評価損がなくなったこともあり、経常段階で増益になった。当期純利益は特別損失の関係会社事業整理損の計上が響いて減益となった。

今秋をめどに、中国ビジネスから撤退

連結売上高は524億円(3.8%減)の減収。国内の売上高は463億5,100万円(0.9%増)と堅調な推移だった。国内の売上高総利益率(粗利益率)はアセアンの生産比率が伸びたことから効率化が進み、58.1%(0.7ポイント増)と改善した。アセアンの生産比率は78%(5ポイント増)へ高まった。

中国(China)の売上高は60億6,400万円(29.4%減)と苦戦した。営業損失10億1,100万円を計上するに至った。粗利率は50.5%、販管費率は67.2%。利益体質の構築が難しく、今期(2019年5月期)中──9月末までに全店舗を閉鎖する計画だ。撤退に伴う評価損を計上したため、当期の最終利益が減少している。

期末の店舗数は、国内が870店(出43、退34)、中国が179店。ブランド別では、主力の1つ「シネマクラブ」が120億円(26.5%増)と好調に推移した。「コルザ」や「グラシア」は伸び悩んだ(表2を参照)。

ハニーズホールディングス、2018年5月期 ブランド別売上高(表2)

ハニーズホールディングス、2018年5月期
ブランド別売上高(表2)

通期では、国内の既存店売上の安定化に力を入れる。既存店舗は横ばいの予測だが、新業態やEC事業を中心に客数を伸ばす計画を立てている。出店は35店、退店は25店の予定だ。

また、撤退する中国ビジネスをカバーする手段として、主力3ブランド(大人系の「グラシア」、ベーシックの「シネマクラブ」、ヤング系の「コルザ」)の住み分けの明確化、ECの強化、服飾雑貨の強化、新業態の開発という4つの取り組み策を掲げる。「グラシア」をベースブランドとした新業態「クロスオーバー」のプロトタイプ店舗を、今秋をめどに大都市圏へ出店する計画だ。

財務面は安定している。中国ビジネスの撤退損を吸収できるだけの体力はあると見ていいだろう(表1を参照)。通期の業績見通しは、連結売上高が482億円(8.1%減)、営業利益が34億円(30.7%増)、経常利益が34億円(19.3%増)。

(樋口尚平)

ハニーズホールディングス、2018年5月期 連結決算 国内事業が堅調、中国ビジネスが苦戦し、減収・増益に

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