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H&Mグループ、2018年11月期 第2四半期 連結決算
新物流システムへ移行が影響し微減収・減益に

《財務分析レポート》

H&M、2018年11月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

H&M、2018年11月期 第2四半期
財務数値一覧(表1)

「H&M」などカジュアルアパレルショップを展開するH&M(ヘネス&マウリッツ) グループ(スウェーデン)の2018年11月期 第2四半期(12-5月)連結決算は、新しい物流システムへの移行が影響したこともあり、微減収・減益の結果だった。棚卸資産(在庫)が増加したことで、効率性が低下した。

地域間で格差表れる

グループ全体の連結売上高は981億6,500万スウェーデンクローナ(約1兆1,779億8,000万円、1スウェーデンクローナ=12円で換算)、0.2%減と微減収だった(VAT=付加価値税を除く数値)。売上高総利益率(粗利率)は53.2%(1.5ポイント減)と減少した。USAやFrance、Italyなどが、新システム移行に伴う影響を受け、売り上げが伸び悩んだ。SwedenやNorway、Denmark、東ヨーロッパはデジタル関連の投資が功を奏して、健闘した。しかし、期末の在庫は期首に比べて、約7.8%増加している。商品回転率など効率性指標が悪化した(表1を参照)。

営業利益は粗利率の減少、販管費率の増加を受けて、72億1,500万スウェーデンクローナ(約865億8,000万円、同)、33.3%減と2ケタの減益に至った。おしなべて利益は各段階で、減益となった。

地域別の売上高は、各国で格差が表れた。最も売上規模の大きいGermanyは182億6,400万スウェーデンクローナ(約2,191億8,600万円、同)、1.6%減と減収した。USAも120億2,600万スウェーデンクローナ(約1,443億1,200万円、同)、12.9%減と苦戦した。United Kingdomは72億8,600万スウェーデンクローナ(約874億3,200万円、同)、1.9%増と堅調な推移だった。Chinaも58億600万スウェーデンクローナ(約696億7,200万円、同)、1.3%増と堅調に推移した(表2を参照)。

日本ディビジョンは減収と苦戦

H&M、2018年11月期 第2四半期 地域別売上高(表2)

H&M、2018年11月期 第2四半期
地域別売上高(表2)

Japan(日本)ディビジョンは売上高23億900万スウェーデンクローナ(約277億800万円、同)、5.3%減と苦戦した。期末の店舗数は85店(対前年同期比4増、1減)。第2四半期(3-5月)の3カ月間では、売上高13億4,000万スウェーデンクローナ(約160億8,000万円、同)、5.3%減の減収だった。

期末の店舗数はグループ全体で、4,801店(対前年同期比303増)。主な業態別では、「H&M」が4,328店(同241増)、「COS」が247店(同38増)、「Monki」が120店(同5増)。

財務面では、借入金が増加し自己資本が減少した影響で、D/Eレシオが増加した。負債が増加し、純資産が減少している。今後は主力業態の「H&M」の強化に力を入れる。実店舗とデジタル店舗の統合も継続する。オンラインショップの開設も継続する(現在47の市場で展開)。

(樋口尚平)

H&Mグループ、2018年11月期 第2四半期 連結決算 新物流システムへ移行が影響し微減収・減益に

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