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主要上場アパレル機器メーカー4社、2017年度 決算まとめ
健闘した企業が大勢を占める

《財務分析レポート》

主要アパレル機器メーカー4社、2017年度 財務諸表(表1)

主要アパレル機器メーカー4社、2017年度
財務諸表(表1)

ミシンや編機など主要な上場アパレル関連機器メーカー4社(島精機製作所、ペガサスミシン製造、JUKI、ブラザー工業)の2017年度の業績をまとめた。健闘したメーカーが多く、減収・減益はペガサスミシン製造の1社にとどまった。

3社が増収・増益を達成

対象企業は、島精機製作所、ペガサスミシン製造、JUKI、ブラザー工業の4社(順不同)。島精機とペガサスミシン、ブラザー工業が3月期、JUKIが12月期だ。ブラザー工業が2017年3月期から国際会計基準(IFRS)へ移行している。

島精機製作所は増収増益を達成した。主力の横編機が引き続き好調な推移だった。当期純利益が過去最高値を更新した。当期(2018年3月期)を最終年度にする中期計画の数値もおおむね達成した。横編機全体では、15,845台(1,372台増)と好調な推移。「ホールガーメント®」の横編機も1,081台(374台増)と業容が拡大した。2020年度を最終年度とする新しい中計「Ever Onward 2020」を策定。2020年度(2021年3月期)に連結売上高1,000億円、営業利益・経常利益250億円、当期純利益180億円、ROE12.0%という数値目標を掲げる。

ペガサスミシン製造は、工業用ミシン事業がチャイナプラスアザーズをけん引してきた「その他のアジア地域」や「米州」が低調に推移した影響があった。また、ダイカスト事業では、取引先の在庫調整が発生した。減収・減益と苦戦したが、財務体質は良好で、一部改善している数値もある(表1を参照)。

主要アパレル機

主要アパレル機

JUKIは、特にChina市場の活発な設備投資需要に支えられたほか、円安基調も後押しして、増収・増益を達成した。縫製機器&システムは伸び悩んだが、産業機器&システムは健闘した(表2を参照)。

ブラザー工業はミシン関連の「マシナリー」事業が大幅な増収・増益を達成した。売上収益は過去最高を更新した。営業利益よび当期純利益も、過去最高益を達成した。「マシナリー」事業では、「工業用ミシン」「産業機器」がいずれも2ケタ増と好調な推移だった。通期の見通しは、IFRSの適用により、販促関連の経費が売り上げから控除される影響で、約54億円の減収分が発生する。「工業用ミシン」は売上高330億円(6.1%増)の増収を計画している。

(樋口尚平)

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