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島精機製作所、2018年3月期 連結決算
主力の横編機が好調、増収・増益を達成

《財務分析レポート》

島精機製作所、2018年3月期 財務諸表(表1)

島精機製作所、2018年3月期
財務諸表(表1)

島精機製作所の2018年3月期連結決算は、主力の横編機ビジネスが好調に推移し、増収・増益を達成した。当期純利益は過去最高を更新したほか、当期を最終年度とする中期経営計画の数値もおおむね達成した。主力の横編機の販売台数が、過去最高を記録した。

中計の数値をおおむね達成

島精機製作所、2018年3月期 事業別売上高(表2)

島精機製作所、2018年3月期
事業別売上高(表2)

連結売上高は718億円(15.1%増)で、2ケタの増収。利益も各段階で、2ケタの増益を達成した。主力の横編機が堅調だったほか、「ホールガーメント®」の横編機が1,081台(374台増)と業容が拡大し、収益に貢献した。横編機全体でも、15,845台(1,372台増)と好調な推移だった。

当期は中期3カ年計画の最終年度に該当するが、主な数値目標を達成している。中計では売上高700億円、営業利益・経常利益150億円、当期純利益100億円、ROE8.5%の数値目標を掲げていたが、営業利益を除いて、目標を達成している。

部門別では、主力の横編機ビジネスが売上高593億円(17.8%増)と引き続き、けん引役になった。デザインシステム関連は39億円(2.1%減)。手袋靴下編機は23億円(25.7%増)だった。

新しい中期経営計画を策定、2020年度に売上高1,000億円を目指す

同社は当期の決算発表に際し、2020年度を最終年度とする新しい中期3カ年計画「Ever Onward 2020」を発表した。2020年度(2021年3月期)には、連結売上高1,000億円、営業利益・経常利益250億円、当期純利益180億円、ROE12.0%という数値目標を掲げている。

新中計のポイントは大きく4つ。①横編機事業の最強化、②独自性を持った事業範囲の拡大、③収益構造の改革、④経営基盤の強化、である。収益をけん引する“横編機”ビジネスをさらに強固にするべく、開発面に加えて、マーケティングの一面からも業容拡大に注力する。②の自性を持った事業範囲の拡大では、「ホールガーメント®」など独自の技術を活かした“非衣料”市場の開拓を視野に入れている。

③収益構造の改革では、“サービス”面を重視した新しい価値観の提供を模索する。持続可能な収益源の確保、コスト削減が大きな目標だ。④経営基盤の強化では、人材の確保および育成、工場の新設などが主眼になる。人材確保では、国外の採用を増やす計画。工場の新設では、今年10月をめどに、和歌山県に横編機の部品加工工場を新設する計画だ。

通期の業績見通しは、連結売上高760億円(5.8%増)、営業利益160億円(7.3%増)、経常利益160億円(3.1%増)。

(樋口尚平)

島精機製作所、2018年3月期 連結決算 主力の横編機が好調、増収・増益を達成

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