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ユナイテッドアローズ、2018年3月期 連結決算
主力業態が堅調、効率化進み増収・増益を達成
トップラインの増加と経費コントロールが奏功

《財務分析レポート》

ユナイテッドアローズ、2018年3月期 財務諸表(表1)

ユナイテッドアローズ、2018年3月期
財務諸表(表1)

ユナイテッドアローズの2018年3月期連結決算は、既存店が堅調だったほか、棚卸資産の圧縮など効率化が進んだことで、増収・増益を達成した。主力の業態も堅調で、特に「ユナイテッドアローズ」「コーエン」が増収した。チャネル別では、ネット通販が2ケタ増を達成した。

ネット通販が売上増に貢献

連結売上高は1,544億円(6.1%増)と堅調に推移した。売り上げの約40%を占める主力の「ユナイテッドアローズ」が616億円(6.6%増)とけん引役になった。「green label relaxing」も332億円(6.4%増)と健闘した(表2を参照)。

売上高総利益率(粗利率)は0.5ポイントの改善で、下期の値引きロスが減少したことがプラスに働いた。販管費率は前期並みだった。利益面は軒並み改善した。当期純利益は、店舗の減損損失や事業撤退に伴う特別損失21億円を計上した影響で、伸び率が縮小した(表1を参照)。

ユナイテッドアローズ、2018年3月期 業態別・品目別売上高(表2)

ユナイテッドアローズ、2018年3月期
業態別・品目別売上高(表2)

既存店の売上増に貢献したのは「ネット通販」。3つの主力業態全てにおいて、2ケタの増収を達成した。「ネット通販」全体の売上高は235億2,500万円(16.4%増)。連結売上高に占める比率は18.3%(1.6ポイント増)に高まった。ユナイテッドアローズ事業では、メンズカジュアルおよびウイメンズ全般が順調に推移した。green label relaxing事業では、ウイメンズ全般が、SBUでは「オデット エ オディール」「ドゥロワー」、駅立地のショップなどが順調だった。コーエンは売上高118億円(11%増)と2ケタの伸びだった。

期末の店舗数は、347店(出20、退33)。ユナイテッドアローズが229店(出17、退30)、コーエンが85店(出1、退3)。今期も引き続きスクラップ&ビルドを実施するが、「出22・退14、計355店」で、出店数の方が若干、多くなる見通しだ。店舗減を考慮すると、既存の店頭売上が前年比1.2%増だった結果は健闘したと言えるだろう。その分を、「ネット通販」がカバーした形だ。

財務面も軒並み数値が改善

財務面でも改善が見られる。粗利率の改善により、商品回転率が上昇したほか、交差比率もプラスに転じた。流動性指標では、有利子負債が50億円(87億円減)と大幅に削減されたことに加え、自己資本も増加したことから、D/Eレシオが0.1倍と改善している。

今期(2019年3月期)から、“マーケット別”の体系へ組織を改編した。具体的には、「ユナイテッドアローズ」「ビューティ&ユース」が主体の“トレンドマーケット”を担う第一事業本部と、「green label relaxing」を中心とした“ミッドトレンドマーケット”を担う第二事業本部に再編した。より効率的な企画・販売・宣伝ができるような組織体にすることが大きな目的だ。

通期は増収・増益を目指す。連結売上高は1,563億円(1.2%増)、営業利益は108億5,000万円(3.2%増)、経常利益は110億円(2.1%増)。引き続き、「ネット通販」が成長チャネルになると見ている。物流整備の投資で経費がやや増加する見通しだが、売上高や粗利率も増加する計画だ。

(樋口尚平)

ユナイテッドアローズ、2018年3月期 連結決算 主力業態が堅調、効率化進み増収・増益を達成 トップラインの増加と経費コントロールが奏功

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