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アダストリア、2018年2月期 連結決算
増収するも、値下げ販売の増加や販管費増で減益に

《財務分析レポート》

アダストリア、2018年2月期 財務諸表(表1)

アダストリア、2018年2月期
財務諸表(表1)

アダストリアの2018年2月期(2017年度)の連結決算は、主力ブランドや新興ブランドが好調で増収を達成した。利益面では、値下げ販売の増加や販管費の増加が影響し、減益に至った。「ニコアンド」「ベイフロー」などのブランドが2ケタ増と健闘した。

プロパー売りの比率回復が課題

連結売上高は2,227億円(9.4%増)と好調に推移した。単体の既存店ベースの売上高は99.4%とほぼ前年並みだった。売上高総利益率(粗利率)が54.2%(2.1ポイント減)と低下した。在庫の消化を目的とした値下げ販売の増加が影響した。また販管費率が増加したことが利益を圧迫した。

営業利益は50億円(66.4%減)と大幅な減益となった。当期純利益は、米国・ベルベット社の買収に伴うのれんなどの減損損失の計上、香港・中国の事業整理損などの特別損失約48億円を計上した影響で、大幅な減益に至った。プロパー販売の回復が当面の課題と言える(表1を参照)。

アダストリア、2018年2月期 ブランド別・地域別売上高(表2)

アダストリア、2018年2月期
ブランド別・地域別売上高(表2)

ブランド別では、主力の「グローバルワーク」が売上高393億円(0.4%増)と堅調な推移だった。「ニコアンド」が同284億円(15.0%増)と2ケタの増収を達成した。「スタディオクリップ」も同243億円(9.3%増)と好調に推移した。「ローリーズファーム」は同235億円(8.4%減)と苦戦した。新興ブランドの「ベイフロー」が同79億円(36.7%増)と順調に成長を続けている(表2を参照)。

ウェブ事業が好調に推移

海外事業では、香港・中国が苦戦傾向で赤字が拡大した。韓国は増収しているが、黒字化には至っていない。台湾は増収・微減益だった。米国(ベルベット社)は卸事業の落ち込みなどが影響し、大幅な赤字を計上した(表2を参照)。

一方、ウェブ事業(EC)は順調に成長している。売上高は333億円(17.3%増)と2ケタの増収だった。自社サイトの会員数は約700万人(140万人増)に増加した。期末の店舗数は、連結ベースで計1,501店(出129、退98)。「グローバルワーク」は210店(出11、退5)、「ニコアンド」は132店(出9、退6)。「ベイフロー」は39店(出8、退1)に増加した。

今期は苦戦した香港・中国事業の再構築を進める。また、米国事業の業績向上も図る。国内では、「グローバルワーク」「ニコアンド」「ベイフロー」の出店を継続し、ブランドの価値観向上を進める。

(樋口尚平)

アダストリア、2018年2月期 連結決算 増収するも、値下げ販売の増加や販管費増で減益に

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