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ライトオン、2018年8月期 第2四半期
減収するも、過剰在庫の解消で増益を達成

《財務分析レポート》

ライトオン、2018年8月期 第2四半期 財務諸表(表1)

ライトオン、2018年8月期
第2四半期 財務諸表(表1)

ライトオンの2018年8月期(2018年度)の第2四半期(17年9-18年2月、非連結)決算は、台風などの気候変動やキッズ・ECの売り上げが伸び悩んだ影響で減収となったが、課題だった在庫の適正化が進んだことで増益を達成した。

客単価が増加

売上高は397億円(7.1%減)と落ち込んだ。台風の影響などで秋物が苦戦したほか、キッズ商材の品揃えがバランスを欠いて売り上げを落とした。ショッピングモールの店舗は堅調だったが、ロードサイドやパワーセンター店舗など、自社で集客が必要な店舗が苦戦した。また、ECの売り上げが計画値を大きく下回った。

ライトオン、2018年8月期 第2四半期 商品別売上高(表2)

ライトオン、2018年8月期
第2四半期 商品別売上高(表2)

利益面では改善が見られる。売上高総利益率(粗利率)が過剰在庫の解消が進んだことで47.9%(0.4ポイント増)と改善した。当初計画値は46.5%だったが、計画値よりも1.4ポイント増と改善が進んだ。販管費率も低下したことから、営業・経常段階で増益を達成した。四半期純利益は、前期に計上した特別損失が減少したこともあり、黒字を回復した。

商品回転率も改善している。粗利率も改善したことで、交差比率が増加した。概して、効率性指標が改善した。流動性指標に大きな変化はない。自己資本比率の低下は、総資産の増加幅が大きかったことによる影響だ(表1を参照)。

期中の既存店売上高は、90.6%と落ち込んだ。同客数は88.0%、同客単価は102.9%だった。客単価が増加した。期末の店舗数は、505店(8増、16減)。店舗数が減り、売上高も減収したが、効率が高まったことで増益を達成した形だ。業態別では、主力の「ライトオン」が469店(6増、15減)、「ノーティードッグ」が30店(2増)、「バックナンバー」が5店(1減)、「バックナンバーキッズ」が1店(1増)。

商品別売上高は、軒並み減収となった。主力の「ボトムス」は126億円(3.7%減)、「カットソー・ニット」は116億円(3.1%減)だった。通期でも軒並み減収の見通しだが、下げ幅は小さくなる(表2を参照)。

下期は①商品力の向上、②売り場提案力の向上を強化

下期では、①商品力の向上、②売り場提案力の向上、に力を入れる。商品の回転率を高めて、粗利を確保する提案型の“ジーンズセレクトショップ”への脱皮を図る。①の商品力の強化では、4月9日から原宿オフィスへ営業系機能を移転。情報収集、不足している人材を確保し、強化を進める。②では1点1点の商品が見やすい店頭レイアウト(VP)に改める。

また、プロパー商材の販売も強化する。レディスも強化ポイントの1つだ。段階的に什器を入れ替えて、レディスを意識した売り場レイアウトの導入を進める。苦戦したキッズのラインナップの見直しも強化する。ECの売上回復も課題の1つ。前年同期比は119%と2ケタ増だったが、当第2四半期では計画比70%と苦戦した。

通期見通しは、第1四半期が苦戦した影響もあり、下方修正している。売上高は30億円減の770億円(3.8%減)、営業利益は3億5,000万円減の12億円、経常利益は3億5,000万円減の11億5,000万円の計画だ。

(樋口尚平)

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