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INDITEX、2018年1月期 第3四半期
引き続き店頭が好調、増収・増益を達成

update: 2017/12/19

《財務分析レポート》

INDITEX、2018年1月期 第3四半期 財務諸表(表1)

INDITEX、2018年1月期 第3四半期
財務諸表(表1)

「ZARA」(ザラ)や「Bershka」(ベルシュカ)などカジュアル衣料ブランドを展開するINDITEX(インディテックス)社の2018年1月期(2017年度)の第3四半期(2-10月)は、引き続き店頭売上が好調に推移し、増収・増益を達成した。店舗数も前年同期比で増加している。

既存店ベースも堅調に推移

連結売上高は179億6,300万ユーロ(約2兆3,711億1,600万円、1ユーロ=132円で換算)、9.5%増と堅調な推移だった。既存店ベースでも底堅い推移だという。売上高総利益率は57.4%(0.5ポイント減)とやや減少した。販管費率が36.1%(0.3ポイント増)と微増したが、十分にコントロールできていると考えている。

利益面では、EBITDA(利払前税引前減価償却前利益)は38億1,900万ユーロ(約5,041億800万円、同)、5.9%増。営業利益(EBIT=利払前税引前利益)は29億9,300万ユーロ(約3,950億7,600万円、同)、6.1%増だった。会社に帰属する四半期純利益は23億4,100万ユーロ(約3,090億1,200万円、同)、6.2%増だった。

財務面では、現金及び現金同等物が48億7,100万ユーロ(前年同期比23.9%増)と増加した。有利子負債は1億1,100万ユーロ(同85.0%増)と増えている。期末の棚卸資産(在庫)は35億1,000万ユーロ(13.7%増)と増加した。

期末の店舗数は、7,504店(同264増)。主力の「ZARA」業態が、2,127店(同76増)と拡大したほか、「Bershka」が1,102店(同29増)と増加した。「Stradivarius」(ストラディバリウス)は1,024店(同39増)と増加している。

第4四半期の推移は、11月1日から12月11日までで、実店舗とオンラインの売上高が13%増と2ケタ伸びている。

(樋口尚平)

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