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ワコールホールディングス、2018年3月期 第2四半期
海外ビジネスが健闘、微減収・増益に

《財務分析レポート》

ワコールホールディングス、2018年3月期 第2四半期 財務諸表(表1)

ワコールホールディングス、2018年3月期
第2四半期 財務諸表(表1)

ワコールホールディングスの2018年3月期(2017年度)の第2四半期(4-9月)決算は、海外ビジネスが健闘し、微減収・増益になった。国内事業は在庫の抑制もあり微減。海外は主力の米国市場をはじめ、欧州・中国などで増収を達成した。

米国市場が貢献

連結売上高は1,019億円(0.4%減)の微減だったが、売上高総利益率(粗利率)が53.9%(0.7ポイント増)と改善したほか、販管費率が低下したこともあり、営業利益が100億円(28.0%増)と増益を達成した。税引前利益は、前期に固定資産売却益37億円を計上したこともあり、110億円(7.4%減)と減少した(表1を参照)。

国内では今期から、組織改編を実施。従来のワコールブランド事業本部、ウイングブランド事業本部を「ワコールブランド事業本部」と、「チェーンストア事業本部」に改編した。前者は「ワコール」ブランドの企画開発、百貨店・専門店向け卸売を担当する。後者は「ウイング」ブランドの企画開発、主に量販店の卸売を担当する。第2四半期における、改編後の各事業部の売上実績は、「ワコールブランド事業本部」が304億7,000万円、営業利益52億円。「チェーンストア事業本部」は189億2,000万円、営業利益37億円だった。

収益に貢献した海外事業では、主力の米国が売上高111億4,000万円(13.5%増、現地通貨ベースでは7.6%増)、営業利益20億9,000万円(40.0%増、同32.7%増)。欧州は売上高71億2,000万円(4.2%増、同5.1%増)、営業利益7億3,000万円(前期は営業損失)。中国は54億4,000万円(5.2%増、同9.5%増)、営業利益4億6,000万円(17.2%増、同22.1%増)。米国と中国のビジネスが収益に貢献した。

ワコールホールディングス、2018年3月期 第2四半期 部門別売上高(表2)

ワコールホールディングス、2018年3月期
第2四半期 部門別売上高(表2)

部門別では、主力のインナー・ランファンが772億円(1.8%増)と堅調だった。ナイトウェア、アウターウェア・スポーツウェアは苦戦した(表2を参照)。「ピーチ・ジョン事業」は売上高55億5,900万円(3.0%減)、営業利益が3億9,400万円(22.7%減)と苦戦した。

組織改編の効果が徐々に表れているようだが、消費マインドは「まだ回復していない」(塚本能交代表取締役社長)と分析している。通期の業績見通しに変更はない。連結売上高2,000億円(2.1%増)、営業利益115億円(3.9%増)、経常利益125億円(24.6%減)で、増収・減益を計画している。

(樋口尚平)

ワコールホールディングス、2018年3月期 第2四半期 海外ビジネスが健闘、微減収・増益に

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