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コックス、2018年2月期 第2四半期
既存店が苦戦し減収、損失幅が拡大

《財務分析レポート》

コックス、2018年2月期 第2四半期 財務諸表(表1)

コックス、2018年2月期
第2四半期 財務諸表(表1)

コックスの2018年2月期(2017年度)の第2四半期(3-8月)決算は、既存店が苦戦し減収となった。「VENCE EXCHANGE」業態の回復が遅れたことも影響し、営業損失の幅が拡大した。一方、Eコマース業態は2ケタの増収と健闘した。

「VENCE EXCHANGE」業態がブレーキに

コックス、2018年2月期 第2四半期 ブランド別・部門別売上高(表2)

コックス、2018年2月期
第2四半期 ブランド別・部門別売上高(表2)

連結売上高は100億円(6.8%減)。既存店の売り上げが6億円減と苦戦したほか、閉店による減収、5億円が業績の足を引っ張った。特に8月度の売り上げ(前年同期比15.7%減)が苦戦したことが大きかった。新店や改装効果で3億円増収したほか、Eコマースで1億円プラスになったが、マイナス分をカバーできなかった(表1を参照)。

業態別では、「ikka」「LBC」「VENCE EXCHANGE」の3ブランド共に前年の売り上げを下回った。「ikka」は“SPA”運営の改革が進んだことで、売上高総利益率(粗利率)が2.7ポイント改善した。8月度を中心に、晩夏物の供給過多による競合の激化が影響し、苦戦を強いられた。値引率および商品回転率も改善している。

「LBC」は減収だったものの、利益面ではプラスになった。課題は「VENCE EXCHANGE」で、減収・損失計上の結果。客数が前年同期比で7.8%減と落ち込んだこともあり、売上高が伸び悩んだ。一方、Eコマースは17.2%増と好調に伸びている。EC限定ブランド「notch.」(ノッチ)の好調もあり、2ケタの増収となった。

期末の店舗数は255店(出5、退3、改装5)。下期の9月度には、「ikka」業態で5店の新規出店を実施した。また、2店の改装も行った。ECでは、キッズ専門サイト「smarby」に出店し、新たに販売を開始した。

「ikka」とEコマースで増収を目指す

下期では、「ikka」とEコマースで増収を目指す。上期は、子供服「ikka kids」が27.9%増と好調だった。ファミリー型店舗の大型化を進め、売り上げの成長につなげる。課題の「VENCE EXCHANGE」は、下期から組織・MDを刷新した。新しいコンセプトの新規店舗の出店や業態転換を進め、業績の回復を最優先する計画だ。

成長分野のECでは、下期に44.8%増の計画を立てている。自社サイトの拡大や、在庫の連携・一元化も推進する。

財務面は比較的、安定している。資本回転率は0.1ポイント減少しているが、商品回転率は0.2ポイント改善している。粗利率が2.1ポイント改善したこともあり、交差比率が20.4ポイント上昇した。全体的に効率性指標が高まっている。店頭売上の回復が集積性向上の近道だと言えるだろう。通期の業績見通しは、連結売上高220億円(4.8%増)、営業利益1億9,000万円、経常利益3億3,000万円。

(樋口尚平)

コックス、2018年2月期 第2四半期 既存店が苦戦し減収、損失幅が拡大

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