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ジーンズメイト、2018年3月期 第2四半期
定番品が苦戦し減収、経費が増え損失を計上

update: 2017/10/04

《財務分析レポート》

ジーンズメイト、2018年3月期 第2四半期 財務諸表(表1)

ジーンズメイト、2018年3月期 第2四半期 財務諸表(表1)

ジーンズメイトの2018年3月期第2四半期(上期)決算は、ファイブポケットなどのボトムスの定番品や布帛シャツなどが苦戦し、減収となった。利益面では、経費が増えた影響で損失を計上した。

下期は2ケタ増のスタート

前年同期は微増収だったが、今期の第2四半期(2月21日~8月20日)では減収に至った。ナショナルブランドのワンポイントTシャツや、プライベートブランドの機能商品などが好調に推移した。その半面、ファイブポケットの定番ボトムスや、メンズの布帛シャツ類が苦戦した。下期に入り、9月度の既存店売上は119.2%と2ケタ増で好調なスタートを切っている。

利益面では、売上高総利益率(粗利率)が0.6ポイント改善した。前期末(2月20日)にRIZAPグループの連結子会社になったジーンズメイト。同社との合同広告を出したほか、全店に新しいマネキンを導入してVMDの強化を図ったこともあり、販促費が増加した。その影響もあり、営業損失を計上するに至った。

期末の店舗数は87店(7減)。「ワケあり本舗」の3店、「Blue Standard」の2店を「JEANZ MATE」業態へ転換した。また、16店舗で実施していた24時間営業を廃止した。

財務面は安定している。借入金はゼロで、手元流動性資金がやや減っているが、同比率は2.6カ月ある。自己資本比率がやや減少したが、依然75.9%と高い水準にある。店頭売りの回復が最優先課題と言えるだろう。

通期の業績見通しは、決算期の変更に伴い、13カ月11日間の変則決算になる。売上高が115億5,000万円、営業損益は3億円の利益を確保する計画だ。経常段階でも3億円、当期損益では4億円の利益確保を目指す。

(樋口尚平)

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