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バロックジャパンリミテッド、2018年1月期 第2四半期
出店が順調に進むも、主力の国内SC販路が苦戦し減収に

《財務分析レポート》

バロックジャパンリミテッド、 2018年1月期 第2四半期 財務諸表(表1)

バロックジャパンリミテッド、
2018年1月期 第2四半期 財務諸表(表1)

バロックジャパンリミテッドの2018年1月期第2四半期(上半期)連結決算は、出店が順調に進むも、主力の国内SC販路が苦戦し減収となった。自社の通販サイトの不具合もあり、経費が増加。営業損失を計上するに至った。海外の出店計画は、China(中国)において計画通りに進んだ。

粗利率の低下、経費増で損失を計上

今回は上場後、初めての第2四半期の開示。連結売上高は306億円(5.2%減)で減収となった。売上高総利益率(粗利率)は3.1ポイント減少し、53.6%に低下したが、依然、高い水準である。営業損失を計上した理由は、売上不振で棚卸資産(在庫)が増加し、消化促進のため値引き販売を実施した影響で、商品評価損が2億円増加したこと。また、客数増を狙ったTVCMの効果が限定的だったこと、新規出店に伴う人件費の増加がマイナスに働いたこともマイナス要因になった。

主力ブランドの1つ「マウジー」は計画通りの推移、また「エンフォルド」は計画を大きく上回り健闘したが、国内売上の50%強を占めるショッピングセンター(SC)系ブランドの収益が悪化し、業績の足を引っ張った。「アズールバイマウジー」は自社企画でトレンド品を増やしたが、低価格志向のニーズを取り込めず、客数が前年同期比80%台と低下した。「ロデオクラウンズ」は、店舗数でSCがファッションビル・駅ビルを大きく上回った結果、商品企画もSC中心になり、売上効率が悪化した。

期末の店舗数は、国内が359店で(出17、退16)。海外は197店(出15、退5)で、計556店舗(6月末時点)に増加した。Chinaでは7月に200店舗目をオープンし、8月末時点では207店と順調に出店が進んでいる。

財務面では一部、改善が見られる。効率性指標では、商品回転率が5.5(0.4ポイント減)と下がったが、高い水準にある。交差比率は294.8と改善した。流動性指標では、上場による資金調達により、自己資本比率が43.7%と増加した。有利子負債は102億4,600万円(3億1,100万円減)とやや減少。自己資本の増加によりD/Eレシオが大幅に改善した。手元流動性資金が引き続き、潤沢である(表1を参照)。

中期経営計画を見直し

バロックジャパンリミテッド、 2018年1月期 業績修正(表2)

バロックジャパンリミテッド、
2018年1月期 業績修正(表2)

第2四半期決算の苦戦を受けて、通期見通しを下方修正した(表2を参照)。国内事業の不振が大きな要因だ。また、先に公表済みの3カ年の中期経営計画「Global Challenge-2018/1-2021/1」を見直す。主な修正事項は、①国内事業戦略の見直し、②海外事業の強化、③SCM改革の更なる促進、の3点だ。数値目標の修正には触れていない。具体的な内容は、通期の業績公表時に合わせて開示するという。

同社は、2021年1月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画「Global Challenge-2018/1-2021/1」を策定している。2021年1月期(2020年度)には、連結売上高1,000億円台、経常利益110億円の数値目標を掲げている。海外売上比率は20%(約200億円)を想定する。

下期は、上期に不振だった国内SC系ブランドの問題解決を進めるほか、通販事業を強化する。

(樋口尚平)

バロックジャパンリミテッド、2018年1月期 第2四半期 出店が順調に進むも、主力の国内SC販路が苦戦し減収に

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