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The Gap,Inc.──カジュアルSPAのギャップ
2018年1月期 第2四半期 決算
微減収ながら、効率化が進み増益に

《財務分析レポート》

THE GAP,INC. 2018年1月期 第2四半期 財務諸表(表1)

THE GAP,INC. 2018年1月期
第2四半期 財務諸表(表1)

カジュアルSPA企業のThe Gap,Inc.(以下、ギャップ社)の2018年1月期第2四半期(上半期;2-7月)決算は、微減収・増益となった。売上高総利益率(粗利率)が改善したほか、販管費率が減少し、増益に至った。業態では、「Old Navy」(オールドネービー)がけん引役になった。

アジア地域は大幅減収

連結売上高は、72億3,900万ドル(約7,962億9,000万円、1米ドル=110円で換算)、0.7%減と微減収だったが、営業利益は7億500万ドル(約775億5,000万円、同)、40.7%増と大幅に増加した。税引前利益も、6億7,700万ドル(約744億7,000万円、同)、45.0%増と2ケタの増益となった。粗利率が2.1ポイント改善したこと、販管費率が0.7ポイント減少したことが増益につながった。

連結売上高の約80%を占める「U.S.」(米国、プエルトリコ、グアム)が2.5%増と回復基調にある。「U.S.」の売上高は、57億7,100万ドル(約6,348億1,000万円、同)、2.5%増で、「Old Navy」業態がけん引役になった。「Canada」(カナダ)の売上高は、5億1,200万ドル(約563億2,000万円、同)、3.6%増で、「U.S.」と同様に「Old Navy」がけん引役になった。「Europe」(欧州)の売上高は、2億8,800万ドル(約316億8,000万円、同)、13.8%減と苦戦した。「Gap」(4店減の159店)の店舗スクラップも影響したようだ。

日本も含まれる「Asia」(アジア)の売上高は、5億7,100万ドル(約628億1,000万円、同)、21.9%減と苦戦した。中でも「Old Navy」の落ち込みが大きく、これは前期に日本から同業態が撤退した影響が大きいと見られる。

「Old Navy」がプラス成長、主力の業態に

THE GAP,INC. 2018年1月期 部門別売上高(表2)

THE GAP,INC. 2018年1月期 部門別売上高(表2)

業態別では、前述の通り「Old Navy」業態がけん引役になった。売上高は、33億1,900万ドル(約3,650億9,000万円、同)、4.0%増と堅調な推移で、「Gap」を抜いて主力の業態に成長した。店舗数は1,064店(8増、4減)と増加している。「Gap」は1,298店(4増、11減)と最も多いが、スクラップが続いている。店舗面積は「Old Navy」が37%ほど、「Gap」を上回っている。「Gap」の売上高は、23億9,000万ドル(約2,629億円、同)、5.8%減だった。

期末(20167年7月29日時点)の総店舗数は3,179店(15増、22減、FCを除く)。第2四半期の期首と比較すると、北米の「Old Navy」は1,051店(8増、4減)とやや増加した。北米の「Gap」は、834店(3増、4減)とほぼ横ばいだった。北米の「Banana Republic」は596店(3増、4減)。「Asia」では、「Gap」が305店(1増、3減)、「Banana Republic」が48店(1減)。「Old Navy」が13店で変化はなかった。

財務面では、当面の深刻な材料は見当たらない。借入金の減少および自己資本比率の増加により、D/Eレシオが改善した。商品回転率および交差比率がやや減少した。資本回転率はほぼ前年同期比並みだった。

(樋口尚平)

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