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リーバイ・ストラウス ジャパン、2017年11月期 第2四半期
微増収するも、経費増で減益に

update: 2017/07/18

《財務分析レポート》

リーバイ・ストラウス ジャパン、 2017年11月期 第2四半期 財務諸表(表1)

リーバイ・ストラウス ジャパン、
2017年11月期
第2四半期 財務諸表(表1)

リーバイ・ストラウス ジャパンの2017年11月期の第2四半期(非連結)決算は、微増収するも、経費増で減益になった。売上高は63億円(0.2%増)と前年並みの推移だったが、為替の影響や返品調整引当金の繰入が発生し(1億2,500万円)、売上高総利益(粗利)が減少した。

為替の影響や引当金、コスト増加がマイナス要因

第2四半期の収益結果は、当初予測と一部異なっている。売上高および粗利に関しては計画通りの推移だった。利益面では、福利厚生費の削減なども影響し、当初予想(営業利益・経常利益共に5,000万円の当初見通し)より増加した。

粗利率は46.6%(6.0ポイント減)と大幅に減少した。販売管理費率の増加は、TVコマーシャルなどの広告宣伝費が増加したことが主な要因だ。売り上げは確保できたが、コストの増加により、利益が目減りした。商品回転率は2.8回転で前年並みの水準。資本回転率もほぼ前年並みに近い数値だ。手元流動性資金はやや減少しているが、有利子負債の計上がなく、金利の負担もゼロである。

TVコマーシャルなど広告宣伝費の増加で販促費が増え、利益減に影響した。しかしこうした取り組みにも関わらず、売上高は大きく増えていない(あるいは販促活動を積極的に行ったから、現状を維持できたとも分析できるが)。こうした積極策を今後、トップライン=売上額の拡大へいかにつなげていくことができるかが、最優先課題だと考えられる。

通期の業績見通しは修正していない。通期の売上高は132億円(7.0%増)、営業利益3億2,000万円(33.4%減)、経常利益3億2,000万円(36.9%減)の計画だ。

(樋口尚平)

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