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島精機製作所、次期社長会見
「強みの“技術力・イノベーション力”を強化する」

《企業レポート》

会見に臨む島三博・次期社長

会見に臨む島三博・次期社長

島精機製作所の次期社長(6月28日の株主総会の承認を得て正式就任)で、島三博(しま・みつひろ)取締役副社長が5月30日、社長就任に先立ち、本社で会見を行った。自社の強みである「技術力、イノベーション力」をさらに強化する方針を語った。島正博・現社長(6月28日付で代表取締役会長に就任予定)が築いてきた強み・長所を活かしつつ、さらに顧客満足度の向上を目的に積極的な投資を行い、スタッフのスキルアップにも積極的に取り組む。

ハード・ソフト両面で投資を実施

社長交代の話題はかねて、7-8年前から話題に上っていたという。島現社長の肝煎りの事業である無縫製ニットの「ホールガーメント®」が伸び悩んだ時期もあり、社長交代の時期がずれ込んでいた。5月1日開催の取締役会で正式に、社長交代人事が議題に諮られた。「ホールガーメント®」ビジネスが軌道に乗り始めた昨今の情勢を考慮し、社長交代の決断に至ったようだ。

島三博・次期社長は新社長就任に際し、「副社長になった時から、社長の気持ちで仕事にいそしんできた。社長が替わって、業績が下がったと言われないようにしないと・・そういうプレッシャーがある」と現在の心境を語った。

当面の目標は、島次期社長自身がその策定に関わった中期経営計画(2017年度が最終年度。今期が最終年度に該当する)の数値計画(売上高700億円、営業・経常利益150億円、当期純利益100億円、ROE8.5%)の達成にある。さらに前述の、同社の強みである“技術力、イノベーション力”をさらに向上するべく、ハード面および人材などのソフト面において、投資を行うという。

「自身は技術屋。物を作っていることが楽しい。華やかな会見の場所は苦手」と記者を笑わせたが、目指すべき方向性は明確だ。横編機やデザインシステムなど大きく4つの分野を展開する現ビジネス。主力の横編機では、アセアンや欧米に加えて、「手が付けられていなかった国の開拓も進めたい」(島次期社長)と意欲的だ。また、Eコマースなどその在り方が急速に変化しているアパレルビジネスの現状を鑑み、「各分野の顧客満足につながり、かつ顧客の成長をサポートしていけるような企業集団を実現したい」(同)と抱負を語った。

「自社の強み」(島次期社長)と自負している“技術力、イノベーション力、創造性”──この力を発揮することに最大の努力を傾注する。人材育成も徐々に進めており、国内外の顧客へ向けたサービス力の向上も重要な課題の1つだ。「私がやるべきことは、当社のフィロソフィーである“イノベーション”をいかに起こしていくか。現社長の力に頼ることなく、社員全員で、イノベーションを実現していきたい」(同)と意気込みを語った。

略歴 島三博(しま・みつひろ)氏 1961年生まれ。87年3月、島精機製作所に入社。2002年6月、取締役システム開発部長。07年6月、常務取締役制御システム開発・知的財産部・トータルデザインセンター担当兼グラフィックシステム開発部長。11年6月、専務取締役生産技術部兼生産本部長。12年6月、取締役副社長経営企画部営業本部副本部長。15年4月から現職(取締役副社長兼営業本部副本部長兼経営企画部担当)。

(樋口尚平)

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