ドミンゴ、2017年秋冬展
「DMG®」──国産デニム使った新ライン
update: 2017/05/22
《展示会レポート》
ジーンズ専業メーカー、ドミンゴの2017年秋冬展示会。レディスブランドの「DMG®」(ディエムジー)と「Brocante」(ブロカント)、メンズブランドの「SPELLBOUND®」(スペルバウンド)の新製品を出展した。メンズ、レディス共にジーンズの売れ筋──“きれい目”を主体にするが、一部ハード加工のアイテムも企画した。
新たにアクセ提案、メンズはハード加工のストレート
レディスの「ディエムジー」では、セルビッチの国産デニムを使用したジーンズの新ラインを展開する。シルエットはストレートのベーシックモデルで、上代価格は1万3,000-2万5,000円。ボーイッシュなテイストで、加工は4段階。ダメージ加工モデルも企画した。
そのほか、ミリタリーテイストのカーゴパンツ、スカートを企画。合繊を使ったテーパードシルエットのパンツ、コーデュロイ生地を使った“アンクル(足首)カット・トラウザーズ”──足首までの“9分丈”パンツも提案した。継続品としては、細身のテーパードパンツを提案したが、店頭の動きは良いようだ。秋冬シーズンを意識して、裏起毛のモデルを追加した。
新しい試みとして、デニム地を使った小物、アクセサリーを提案した(計5型)。ロープ染色の糸を使ったワンウオッシュ加工のニット、トートバッグなどを企画した。継続アイテムになるかどうかは未定だが、ラインナップの幅を広げるための新しい試みである。
メンズの「スペルバウンド」では、ハード加工の綿100%ストレートジーンズを提案した。シルエットはテーパードで、価格は1万4,000円前後。ワイドシルエットのハード加工モデルは2万円。今シーズンの打ち出しアイテムに位置付ける。
メンズライクなテイストが特徴のレディスブランド「ブロカント」は“ギャルソンヌ”がシーズンテーマ。1920年中ごろから流行したボーイッシュなスタイルを指すそうで、アースカラーをベースに当時のテイストを採り入れた。ボリューム感のある9分丈パンツが売れ筋だという。
(樋口尚平)