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ワコールホールディングス、2017年3月期 連結決算
国内堅調も為替のマイナスもあり減収減益に

《財務分析レポート》

ワコールホールディングス、2017年3月期 財務諸表(表1)

ワコールホールディングス、2017年3月期
財務諸表(表1)

ワコールホールディングスの2017年3月期の連結決算は、主力のブラジャーは堅調だったが、円高の影響による海外事業の不振やウエルネス事業の苦戦が影響し、減収減益になった。

海外事業が円高の影響を受ける

連結売上高は1,958億円(3.5%減)と2,000億円台を下回った。税引前利益は165億円(10.8%増)と増えているが、これは第1四半期に計上した固定資産売却益37億円を計上したことによるプラスだ。実質的には減益基調である。

ワコールホールディングス、2017年3月期 部門別売上高(表2)

ワコールホールディングス、2017年3月期
部門別売上高(表2)

部門別では、主力の「インナーウェア ファンデーション・ランジェリー」がやや苦戦した。「ナイトウェア」も苦戦した。「リトルインナー」は規模が小さいものの、ジュニア向けブランド「プリリ」の好調もあり、堅調な推移だった。ウエルネス事業では、スポーツインナーの「CW‐X」において、スポーツブラは堅調だったが機能性タイツが苦戦した。「レッグニット」関連は堅調な推移だった(表2を参照)。

売上高総利益率(粗利率)は0.2ポイントの減少。グループ企業のルシアンやピーチ・ジョンは為替の恩恵を受けたが、海外事業はマイナスの影響が大きかった。フランス子会社の清算手続きの影響もあった。商品回転率はほぼ前年並みの2.1回転。交差比率は粗利率の減少もあり、やや低下した。流動性指標は改善している。手元流動性資金も潤沢で、D/Eレシオもさらに改善している(表1を参照)。

ワコールホールディングス、2017年3月期 海外売上高(表3)

ワコールホールディングス、2017年3月期
海外売上高(表3)

海外事業は、米国ビジネスが売上高177億円(9.7%減)、セグメント利益19億5,000万円(22.0%減)で、円高の影響が表れた。欧州は現地通貨ベースでプラス成長だったが、為替の影響で減収減益になった(表3を参照)。

塚本能交 代表取締役社長は今後の成長分野として、「国内はジリ貧状態から抜け出せないでいる。鍵を握るのは市場の1つは海外」と説明した。当期(2017年3月期)は、中期計画(2019年3月期に連結売上高2,150億円、営業利益150億円、当期純利益110億円、ROE5%以上)の初年度に当たる。

通期は連結売上高2,000億円(2.1%増)、営業利益115億円(3.9%増)を計画している。

(樋口尚平)

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