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スタートトゥディ、2017年3月期 連結決算
主力の「ZOZOTOWN」が貢献、増収増益に

《財務分析レポート》

スタートトゥディ、2017年3月期 財務諸表(表1)

スタートトゥディ、2017年3月期
財務諸表(表1)

ECサイト「ZOZOTOWN」(ゾゾタウン)を運営するスタートトゥディの2017年3月期連結決算は、商品取扱高が増加したことで売上高も増収、売上高総利益率(粗利率)は減少したものの販管費率が下がったことで、増益を達成した。

「ZOZOUSED」が急成長

同社は「商品取扱高」=ECサイトの全売上高から、一定のマージンを得るビジネスモデルのため、決算短信ではそのマージンを売上高にして、収益を計上している。粗利率など別表の財務数値が一般的なアパレル企業と異なっている点に留意されたい。参考値として、同決算短信に「商品取扱高」を併記した収益数値が公表されているため、その額を表2に掲示しておく。

「商品取扱高」は2,120億9,000万円(33.0%増)と好調な推移だった。期首の計画値の1,950億円を8.8%上回った。同社が受け取るマージン=売上高も763億円(40.4%増)と大幅な増収を達成。対計画値(690億3,000万円)でも、10.7%増になった。売上高を基準にすると、粗利率が90%と高水準になるが、ECサイトの全売上高を基準にすると、32.6%になる。この数値が実質的な粗利率と見ていいだろう。

スタートトゥディ、2017年3月期 部門別売上高(表2)

スタートトゥディ、2017年3月期
部門別売上高(表2)

収益性の改善には、規模はまだ小さいが「ZOZOUSED」(中古商材の再販)が貢献した。商品取扱高は128億7,000万円(61.8%増)、商品取扱高に占める粗利率(1.2ポイント増の32.6%)の改善にも貢献した。

財務の各指標は、同社の売上高を基準にした数値である。「商品取扱高」を基準にしたものではない。効率性指標は軒並み改善している。前期に総資産および自己資本が減少しているが、当期は増加に転じている。手元流動性資金が増加したほか、有利子負債も計上されていない。利益剰余金も積み増しされており、当面の財務上の懸念材料は見当たらない。高い利益率に下支えされて、ROAおよびROEも高水準である。

同社サイトを利用する購入者数も総計632万4,033人(54万652人増)と増えている。また、ZOZOTOWNへの出店数も954店(20増)と増加している。

通期の業績見通しは、商品取扱高が2,700億円(27.3%増)、売上高は1,000億円(30.9%増)、営業利益320億円(21.7%増)を目指す。中長期では、商品取扱高5,000億円を目指すほか、営業利益500億円を計画している。

(樋口尚平)

スタートトゥディ、2017年3月期 連結決算 主力の「ZOZOTOWN」が貢献、増収増益に

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