TOP > 業界ニュース > TSIホールディングス、2017年2月期 連結決算 減収するも粗利率が改善し、過去最高...

TSIホールディングス、2017年2月期 連結決算
減収するも粗利率が改善し、過去最高益を達成

《財務分析レポート》

TSIホールディングス、 2017年2月期財務諸表(表1)

TSIホールディングス、
2017年2月期財務諸表(表1)

TSIホールディングスの2017年2月期(2016年度)連結決算は、減収するも売上高総利益率(粗利率)が改善し、過去最高益を達成した。不採算ブランドの撤退や店舗閉鎖により売上高は減少した。

中期計画を更新、2022年に売上高2,000億円目指す

Eコマースの売り上げが29.4%増と好調だったほか、主力ブランドが堅調に推移した(表2を参照)。消化率の改善を進めた結果、粗利率が1.6ポイント改善した。販管費率も増加したが、粗利率の増加がそれを補った形だ。利益は各段階で増益となり、過去最高益を達成した。

既存店ベースの売上推移は、全社レベルで98.9%、上位10ブランドでは101.5%だった。東京スタイルでは91.3%、サンエー・インターナショナルでは92.7%と苦戦傾向だった。チャネル別の売上高は、「EC」が254億6,300万円(29.4%増)と好調に推移した。主力の「非百貨店」(ファッションビル・駅ビル・路面店・アウトレット等)は788億5,700万円(3.4%減)とやや減少。「百貨店」は330億6,200万円(16.0%減)と苦戦した。

TSIホールディングス、 2017年2月期ブランド別売上高(表2)

TSIホールディングス、
2017年2月期ブランド別売上高(表2)

期末の店舗数は、1,338店(出7、退97)と減少している。これは前述の通り、ブランド撤退に伴う店舗閉鎖が影響している。閉店は国内が中心で1,143店(88減)、海外は195店(2減)とほぼ前年並みだった。

中期計画を更新し、5年後の2022年2月期には、連結売上高2,000億円、営業利益率5.0%(100億円)、ROE6.5%を目指す。売上高の内訳は、国内で1,800億円、海外で200億円。国内のECは500億円を計画する。営業利益100億円の達成へ向けて、「既存事業の恒常的な成長」と「新規事業の収益拡大」を目指す。

財務面では、流動性指標がやや低下しているものの、有利子負債の減少によりD/Eレシオが低下するなど、全体的には改善が見られる。手元流動性資金も潤沢で、当面の懸念材料は見当たらない(表1を参照)。

通期の業績見通しは、連結売上高が1,600億円(0.5%増)、営業利益が32億円(25.9%増)、経常利益が44億円(11.0%増)。

(樋口尚平)

 

TSIホールディングス、2017年2月期 連結決算 減収するも粗利率が改善し、過去最高益を達成

ミズノ株式会社 EDWIN TOYOBO ブラザー工業株式会社 シキボウ フジボウ ゴールドウイン ペガサス ビッグジョン ヤマトミシン製造株式会社 タジマ工業(株) 豊和株式会社 ダンス ウィズ ドラゴン PERTEX Elemental TEIJIN シマセイキ かまだプリント株式会社 グンゼ 株式会社デサント