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財務分析レポート
主要アパレル関連メーカー5社、2017年2月期第3四半期まとめ
収益の伸びに格差表れる

主要アパレル関連メーカー5社、 2017年2月期 第3四半期 財務諸表

主要アパレル関連メーカー5社、
2017年2月期
第3四半期 財務諸表

主要アパレル関連メーカー5社の2017年2月期の第3四半期が出揃った。各社で収益の伸びに格差が表れた。増収増益を達成したのは良品計画のみで、ほか4社はまだら模様だった。

アダストリアが高い収益性、良品計画が増収増益に

2017年2月期の第3四半期を取り上げたのは、オンワードホールディングス、アダストリア、TSIホールディングス、レナウン、良品計画の5社。2016年3月-11月の9カ月間を対象にしている。

増収増益を達成したのは良品計画のみで、ほか4社はまだら模様だった。しかし、良品計画はアパレルのほか雑貨など非アパレル商材の比率も高いという面は考慮する必要がある。オンワードホールディングスは減収、営業利益は微増したが、経常段階では減益となった。営業外費用の比率が高くなった影響があった。国内はECビジネスなどが増収増益だったが、主力の百貨店事業が苦戦した。通期業績は修正しておらず、連結売上高2,470億円(6.3%減)、営業利益40億円(5.9%増)、経常利益50億円(9.2%減)の見通しだ。

アダストリアは増収減益。積極的な投資により販管費率が高まったこともあり、減益になった。ブランドでは、「グローバルワーク」「ニコアンド」「スタディオクリップ」がけん引役になった。トリニティアーツ(現同社)の連結子会社化に伴う“のれん償却”を計上しているため、利益幅が減少している。償却前利益(EBITDA)は195億1,100万円(5.1%減)だった。通期業績は、連結売上高2,089億円(4.4%増)、営業利益170億円(6.2%増)、経常利益173億円(6.9%増)の計画だ。

TSIホールディングスは減収増益だった。廃止ブランドなど減収分を除いた既存の継続ブランドの売り上げは103.1%と堅調だった。売上規模上位10位のうち5ブランドが増収を達成した。1位は「ナノユニバース」で187億円(12.2%増)、2位は「ナチュラルビューティベーシック」で123億円(2.8%増)、3位は「マーガレットハウエル」で96億円(0.5%減)。4位の「パーリー・ゲイツ」は77億円(14.7%増)と2ケタ増だったほか、6位の「ステューシー」は49億円(14.0%増)だった。通期業績は売上高1,660億円(0.7%減)、経常利益46億円(77.4%増)の減収増益見通しだ。

レナウンは減収、損失を計上した。天候の影響もあり、秋冬衣料の販売も苦戦した。売上高総利益率(粗利率)は微増したが、それ以上に販管費率が増加した。通期業績は売上高685億円(3.8%減)、経常利益は10億円(15.1%増)を確保する見通しだ。

良品計画は増収増益と堅調な推移だった。通期業績も売上高3,365億円(9.4%増)、経常利益380億円(16.2%増)で、増収増益を計画している。衣料品のほか、生活雑貨関連、食品などが貢献した。「衣料品・雑貨」は898億円(4.9%増)、「生活雑貨」は1,322 億円(10.4%増)、「食品」が161億円(20.1%増)と、各部門で増収を達成した。幅広い種類の商品展開がリスクヘッジになっている。

(樋口尚平)

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