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展示会レポート
ドミンゴ、2017年春夏展
売れ筋はきれい目に、コーディネート提案も視野に

update: 2016/10/31

レディスブランドの「DMG®」。 リメーク加工ものが人気

レディスブランドの「DMG®」。
リメーク加工ものが人気

ジーンズ専業メーカー、ドミンゴの2017年春夏展示会。レディスブランドの「DMG®」(ディエムジー)と「Brocante」(ブロカント)、メンズブランドの「SPELLBOUND®」(スペルバウンド)の新製品を出展した。来春の1-3月に店頭展開する予定の商材が対象だ。メンズ、レディス共にジーンズの売れ筋が、加工を抑えた“きれい目”に移行している。

「DMG®」──ボトムスのバリエーションを充実

メンズブランドの「SPELLBOUND®」。 昆虫採集に着想を得たトップスも企画

メンズブランドの「SPELLBOUND®」。
昆虫採集に着想を得たトップスも企画

レディスの「ディエムジー」では、ボトムスのバリエーションを充実させている。主力はファイブポケットのブルージーンズが主力だが、サッカー地やリネン素材、ポリエステル混など様々な生地も使っている。きれい目のジーンズが売れ筋のほか、リメーク加工を施したモデルも人気がある。シルエットもスキニータイプの細身から、ワイドまで企画した。ストレッチ性が利いた細身パンツと、ゆったりしたシルエットのワイドパンツという両極モデルが人気品番になっている。

Tシャツやデニムシャツ、パーカー様のトップスなども企画・提案した。ボトムスと合うトップスを意識しており、上下のコーディネート提案も視野に入れている。また、デニムニットも継続展開しており、徐々に認知度が高まりつつあるようだ。

レディスの「Brocante」。 メンズテイストを取り入れている

レディスの「Brocante」。
メンズテイストを取り入れている


メンズライクなテイストを落とし込んだ「ブロカント」では、リネンや綿など天然素材のトップスを企画した。フォークロアテイストも一部、取り入れている。製品洗い加工が比較的多く、ナチュラルテイストが特徴だ。ボトムスも天然素材が主体だが、ポリウレタンを混ぜ、ストレッチ性を加えたジーンズも提案した。

メンズの「スペルバウンド」では、細身シルエットのボトムスを企画、提案。レディス同様、加工を抑えたワンウオッシュで、ストレッチ性が利いたジーンズに人気が集まっているようだ。トップスでは、昆虫採集にヒントを得たディテールを採用したベストなど、個性的なアイテムも企画した。

メンズ、レディス共通した売れ筋がきれい目 (写真は「DMG®」)

メンズ、レディス共通した売れ筋がきれい目
(写真は「DMG®」)


店頭の動きは天候不順の影響もあり、始動が遅くなっている傾向があるという。今秋も残暑が厳しかったため、10月にようやく動きが出始めたようだ。今後もトレンドである細身とワイドのシルエットを意識しつつ、薄手の軽い生地を中心に様々な種類の素材を採用し、きめ細かく顧客ニーズに対応していく構えだ。

(樋口尚平)

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