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財務分析レポート
ライトオン、2016年8月期第2四半期
既存店売り上げが好調、増収増益に

update: 2016/03/30

ライトオン、2016年8月期第2四半期 財務諸表(表1)

ライトオン、2016年8月期第2四半期
財務諸表(表1)

ライトオンの2016年8月期第2四半期決算(非連結)は、既存店売り上げが伸びたほか、強化商材のベーシックアイテムが好調だったため、増収増益を達成した。暖冬というマイナス要因もあったが、客数はプラスの推移だった。上期の好調を受け、通期の業績見通しを上方修正した。

通期の業績見通しを上方修正

売上高は464億円と2ケタ増、営業利益は当初計画を上回り29億円で56%増と大幅な増益だった。暖冬の影響で防寒ものの値下げロスなどが影響し、売上高総利益率(粗利率)が1.5ポイント減少した。

ライトオン、2016年8月期第2四半期 商品別売上高(表2)

ライトオン、2016年8月期第2四半期
商品別売上高(表2)

ベーシックアイテムの強化、テレビCMなどの販促効果が表れ、客数が16.2%増と大幅に増加したことが後押しになった。「カバー率の高い商品や、ジーンズショップにあるべき商品の充実」という原点に戻った商品施策が功を奏したと分析している。

棚卸資産(在庫)が増えたことで、商品回転率がやや低下した。その影響で交差比率も低下した。今後の課題は、十分に増えた客数を活かす一方で、プロパー消化率を高めていくことだろう。下期の課題に「売上総利益率」および「在庫過多」を掲げている。

既存店の客数は13.6%増、客単価は0.3%増とほぼ前年並みだった。商品別売上高では、カットソー・ニットおよびシャツ・アウター類が2ケタ増とけん引役になった。主力のボトムスは1ケタ台の伸びだったが、堅調な推移だった。期中の店舗数は516店(9増、9減)。主力の「ライトオン」業態が475店舗を占める。

通期の業績見通しは、引き続き好調な事業環境を踏まえて、上方修正した。売上高870億円(11.2%増)、営業利益37億円(59.9%増)、経常利益36億円(59.7%増)の計画だ。粗利率は48.0%(計画比1.1%減)、当期純利益は18億円(142.6%増)を予定している。

(樋口尚平)

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